期待値という言葉は本来数学の用語なのですが、ここでは難しい話は抜きにしてパチスロにおいての期待値についてザックリと解説させてもらいます。
期待値とは未来予測
いきなりですが、あなたがジャグラーを打とうとしているところを想像してみてください。
目の前に2台あるジャグラーのうち、
左の台は設定1で右の台は設定6です。
設定1の台を打ったら負ける可能性が高く、設定6を打ったら勝てる可能性が高いですね。
この場合、左の台の期待値はマイナス、
右の台の期待値はプラスと表現します。
期待値とは未来に起こる事の予測です。
期待値=収支の平均値
では具体的に例を挙げてどれくらいマイナス、もしくはプラスになるのかを考えてみましょう。
これはマイジャグラー3の出玉率と平均収支になります。
設定 | 機会割 | 期待収支 |
1 | 95.7% | -14,880円 |
2 | 97.9% | -10,560円 |
3 | 99.9% | -480円 |
4 | 102.8% | +9,600円 |
5 | 105.3% | +20,160円 |
6 | 109.4% | +31,680円 |
※メーカー発表値、等価×8000ゲーム
このように、設定1を8000ゲーム回した場合、平均で14,880円負けて
設定6を8000ゲーム回した場合は平均で31,680円勝てる計算になります。
ただ、毎回この表のような結果になるわけではありません。
実際には設定1でもビッグが沢山ひけて勝ってしまう日があったり、
逆に設定6でもビッグが引けなくて負けてしまう可能性もあります。
ではこれを8000ゲーム×100回試してみたらどうなるでしょうか。
100回試す過程で勝つ日も負ける日もありますが、平均を出してみるとほぼこの表のような結果に落ち着きます。
1日単位の結果は運に左右されてブレますが、長い目で見ればもともと予測していた結果にかなり近くなります。
このように、結果が期待値に近づいていくことを『収束(しゅうそく)する』と言います。
天井狙いの期待値
つぎはハーデスの天井狙いの期待値についてみてみましょう。
開始 | 期待収支 | 機会割 |
700G | 3,134円 | 107.5% |
800G | 4,466円 | 111.0% |
900G | 5,249円 | 112.1% |
1000G | 7,047円 | 116.6% |
1100G | 9,242円 | 122.2% |
1200G | 11,920円 | 129.4% |
※設定1、等価、30Gヤメ
このように1000Gから打ち出せば、設定1でも平均7,047円勝てる予測が立ちます。
ただ実際は天井直前で当たって、犬50Gで20,000円近く負けたり、逆に天井ハーデスから一撃万枚で20万円勝ちなんてことも起こります。
それらすべての可能性の平均がこの表の数値だということです。
勝ったり負けたりを繰り返しますが、何回も繰り返すと1回当たりの収支はこの表のような結果に収束します。
期待値はトータルで勝つために必須
運に左右される短いスパンでの勝ち負けはあっても、期待値がプラスの台ばかり打っていれば、必ずその期待値に近い結果に収束していきます。
逆に期待値がマイナスの台ばかり打っていれば、必ず近い未来に泣きを見ることになります。
パチンコ、スロットでトータルで勝っている人は100%この期待値というものを基準に考え行動しています。
100%です、例外はありません。
パチンコ、スロットで勝つための唯一の方法
パチンコ、スロットで勝つための唯一の方法は、期待値がプラスの行動を繰り返すということです。
それ以外の方法はありません。
でも具体的に何をすればいいんですか?
ただ根本には常に期待値という考え方がある事を忘れるなよ。
なんだかワクワクしてきました!
・期待値は未来予測
・期待値は収束する
・勝つためには期待値がプラスの行動を繰り返す
